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Growthdata Insights OMOの進め方とは?~顧客ジャーニーとKPI設計のポイント~

OMOを成果につなげるには、店舗・EC・アプリの顧客データを可能な範囲で統合し、チャネルをまたぐ顧客ジャーニーと共通KPIを設計することが重要です。 

OMO(Online Merges with Offline)とは、オンラインとオフラインを別々の販売チャネルとして扱うのではなく、顧客視点で一貫した体験をつくる考え方です。アプリ会員が増えても来店や売上につながらない場合、機能不足だけでなく、データ・顧客体験・評価指標の分断を見直す必要があります。 

OMOは「アプリを導入する施策」ではなく、顧客体験と事業成果をチャネル横断で設計・改善する取り組みです。 

1. OMOが機能しない3つの分断

  • データの分断:POS、EC、アプリの情報が別々で、同じ顧客として把握できない 
  • 体験の分断:店舗とデジタルが別々に施策を考え、案内やサービスに一貫性がない 
  • KPIの分断:店舗は店舗売上、ECはEC売上、アプリは会員数など、部門ごとに成果を評価する 

出発点は、会員IDなどを軸に顧客データを連携し、顧客の同意や利用目的を確認しながら、チャネルをまたいだ行動を分析できる状態をつくることです。すべてを一度に統合するのではなく、実現したい顧客体験から必要なデータを決めます。 

2. 顧客ジャーニーをチャネル横断で描く

顧客ジャーニーは、次の3ステップで作成します。 

  • 重点顧客を決める:誰の、どの行動を変えたいかを明確にする 
  • 認知から継続購入までを仮説で描く:店舗、EC、アプリを分けずに接点を並べる 
  • 迷い・期待と必要なデータを重ねる:施策を置く場所と計測条件を決める 

たとえば、店舗で商品を確認し、アプリで口コミや在庫を調べ、会員証を提示して購入し、後日ECで再購入する流れです。ただし、ジャーニーは完成図ではなく仮説です。購買データ、アクセスログ、店頭観察、顧客調査などで検証し、更新します。 

3. 部門共通のKPIを設計する

KPIはチャネル別の数字を並べるのではなく、事業成果から顧客行動へ分解します。たとえば、OMO経由売上を「購入者数×購入頻度×客単価」に分け、その手前にID連携率、アプリ提示率、店舗・EC併用率、再購入率などを置きます。 

重要なのは、「アプリ経由」などの計測定義、対象期間、比較対象を部門間でそろえることです。取得できる指標から始めつつ、アプリ会員数などの中間指標だけでなく、売上・LTVとのつながりを確認します。 

4. 実行と検証の体制を決める

OMOは、データを統合しただけでは成果になりません。各施策について、対象顧客、実施内容、チャネル、責任者、期限、評価指標を明確にし、店舗・EC・アプリの担当者が同じ会議で結果を検証します。施策による変化かを判断するため、可能であれば比較対象やテスト群も設定します。 

5. 事例:店舗とECを顧客単位でつなぐ

グローバルブランドを持つアパレル企業では、購買・行動データを分析して顧客戦略とカスタマージャーニーを再設計。ECと店舗のデータを連携し、顧客の行動に応じてメールやアプリ通知を出し分ける環境を構築しました。UI/UX改善や紙DMの自動化、ファンイベントも組み合わせ、デジタルとリアルを統合した顧客体験を継続的に運用しています。 

事例の詳細:グローバルブランドを持つアパレル企業(CX) 

まとめ|OMOは顧客体験・データ・KPIを一体で設計する

OMOを成果につなげるには、顧客IDを軸に必要なデータを連携し、チャネルをまたぐジャーニーと部門共通KPIを設計します。さらに、施策の責任者と検証方法を決め、分析結果を次の改善へ戻すことが重要です。 

グロースデータでは「CX Jump」を中心に、顧客戦略、ジャーニー・KPI設計、データ基盤、施策実行、PDCA運用まで一貫して支援しています。自社のOMO構想やデータ連携を整理したい方は、サービス資料や個別相談をご利用ください。 

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